退去強制事由~強制送還されてしまう原因

入管法では24条において強制送還、すなわち退去強制できる人を列記しています。

退去強制事由

  • いわゆる不法入国者
  • いわゆる不法上陸者
  • 在留資格を取り消された人
  • 偽造変造文書を作成・使用・他の人に提供した人
  • テロ行為などを行うおそれがあると認定された人
  • 国際約束により日本への入国を防止すべきとされている者
  • 不法就労をした人、他の人に不法就労をさせたりした人
  • 在留カードや外国人登録証明書などを偽造したり、他の人に偽造したものを使用させた人
  • 資格外活動許可を受けないと働けない人が無許可で働いた人(人身取引の被害者は除く)
  • いわゆるオーバーステイの人
  • 人身取引等をした人、また他の人に人身売買をすることをそそのかしたり、手伝った人
  • パスポートに関する旅券法23条に違反して罰せられた人(執行猶予を受けた場合も含む)
  • 集団密航、パスポートの不正受交付罪該当者
  • 資格外活動違反で禁錮以上の刑に処せられた人
  • 長期3年を超える懲役又は禁錮に処せられた少年
  • 薬物関連の法律に違反し、有罪判決を受けた人
  • その他1年を超える実刑判決確定者(執行猶予の言い渡しを受けた人は除く)
  • 売春関連業務に従事した人(人身売買の被害者は除く)
  • 他の人に不法入国・不法上陸を勧めたり、協力したり、手伝った人
  • 日本政府などを暴力で破壊することを企てたり主張したり、そのような組織に所属している人
  • 日本の利益または公安を害する行為を行ったと法務大臣が認定する人
  • 就労系の在留資格(入管法別表第一)で在留する人で、刑法などに違反した人
  • 国際的な競技大会等に関連して暴力行為などを行った人
  • 役所に虚偽の届け出をしたり、在留カードの受け取りや提示義務に反して懲役に処せられた人
  • 条件付きで仮上陸許可を受けて、条件に違反、逃亡、理由なく呼び出しに応じなかった人
  • 日本の空港や海港で上陸を拒否され、退去命令をうけたが、理由なくそれに従わなかった人
  • 船舶などで日本にきて、一時的な寄港地として日本への上陸が特例で認められている人が期間経過後もいる場合
  • 船舶などの乗員で数次乗員上陸許可を受けていたが、取り消された人
  • 外国籍への帰化や日本で生まれた外国籍の子どもで在留資格の取得手続きをしていない人
  • 出国命令制度を利用して出国命令を受けたが、指定された期限まで出国しなかった人
  • 出国命令制度の利用が認められたが、指定された帰国する期限日までに条件に違反して出国命令を取り消された人
  • 難民認定を受け、適法に滞在していたが、後に虚偽の手段で認定を受けたことが発覚し、難民認定が取り消された人

退去強制事由に該当すると・・・

上記に列記した退去強制事由に該当する恐れがあると判断された人は、まず初めに入国管理局の入国警備官により摘発、取り調べがされます。

その後、警備官により該当するものと嫌疑があるとされた場合は収容施設へ入れられ、続いて入国審査官による違反調査を受けます。

退去強制手続きのプロセスについてはこちらをご覧ください。

退去強制事由に該当しない場合でも・・・

例えば、暴行の罪(刑法208条)を犯した人の場合、懲役10か月であれば退去強制事由には該当しないため、有罪判決と同時に入管へ移送されて即座に退去強制手続きが取られることはありません。

しかし、ビザの更新や変更をする段階においては、過去の在留状況も審査の対象になるため、「過去の在留状況が不良」としてそこで不利益な取り扱いを受けることがあります。

当事務所できること

当事務所にご相談をいただければ、在留に関する今後の見込み、在留申請のサポートをさせていただきます。

現在、すでに警察による取り調べであったり、刑事告訴をされて裁判中で退去強制事由に該当しそうな場合、または、すでに判決が出て該当してしまった場合については、最悪の事態も想定してなるべく早くご相談いただくことをお勧めします。

警察署内部の留置施設、拘置所などに収容されている場合も出張でのご相談、入管へのビザ申請代行に対応いたします。

なお、当事務所は弁護士事務所ではないため、刑事事件における有罪・無罪の見込みの回答、刑事告訴された場合の弁護などはできません。

国選の弁護士さんの場合、必ずしもすべての人が入管手続きについて熟知しているわけではないので、協力しながら在留申請部分について対応することも可能です。

また、経済的に余力がある方で外国人刑事事件にも積極的に対応してくれる私選の弁護士をお探しの方には無償でご紹介いたします。

執筆者

特定行政書士、張国際法務行政書士事務所代表
1979年(昭和54年)生、東京都渋谷区出身。10代後半は南米のアルゼンチンに単身在住。
帰国後は在住外国人を支援するNPO団体にて通訳・翻訳コーディネーター&スペイン語通訳として勤務。
ビザに限らず広く外国人に関わる相談をライフワークとしています。
詳細なプロフィールはこちらをご参照ください。

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